福岡龍一郎
仙台市は18日、職員の夏のボーナスの源泉所得税の納付が約1カ月遅れたことで、延滞税など約4900万円を課せられる見込みになったと発表した。仙台北税務署から正式な通知を受けたあと、市の予算から支払うという。
市は6月30日、夏のボーナスを職員約1万3千人に支給。7月11日までに、源泉徴収した所得税計約9億円を納付する必要があった。ただ、納税事務を担当する労務課の職員は、法律の理解が不十分だったうえ、マニュアルにも不備があり、納付期限を8月10日と誤認した。
作業を進めていた8月2日に誤りに気づき、翌3日に納付。ただ、1カ月近く遅れたことで、延滞税や不納付加算税、合わせて約4900万円を課せられる見込みという。
この問題を受け、市は総務局長と総務局次長を減給10分の1(3カ月)、人材育成部長と労務課長を戒告の懲戒処分にした。(福岡龍一郎)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル