特殊詐欺防止の啓発用ポケットティッシュ5千個を第一生命保険大阪南支社(大阪市中央区)が作製し、大阪府警松原署に贈呈した。詐欺防止キャンペーンで同署などが配布するほか、同支社の顧客に配るなどして、詐欺にだまされない意識を広げるとしている。
同支社を含む保険会社4社は昨年12月、特殊詐欺被害防止に関する協定を同署と締結。今回の啓発グッズ贈呈は、これに基づいて企画された。
ポケットティッシュには特殊詐欺への注意を呼びかけるチラシを同封。「銀行協会」になりすまして「キャッシュカードを預かります」と言ったり、「風邪ひいた」と息子を騙(かた)ったりして、現金などをだまし取ろうとする手口を紹介し、「こんな電話はすべて詐欺」と指摘している。
22日に同署で行われた受贈式で、高山敏一支社長は「私たちの仕事はお客さまを訪問することがベース。(今回の取り組みを通じて)皆さんのお役に立つことができれば」と力説。鯛(たい)取(とり)正人署長は「特殊詐欺対策は喫緊の課題。(同支社のような)団体の方々と協力しながら、被害防止に全力を尽くしたい」と述べた。
同署管内の特殊詐欺による被害件数と被害額は21日現在で24件、約2800万円に上る。
【関連記事】
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
Leave a Comment