日浦統
世界で10億人以上がダウンロードした人気スマートフォンゲームのイベント「ポケモンGOフェスト2022」が5日、札幌市内で始まった。ウェブサイトで3千円のチケットを購入した参加者は拡張現実(AR)の技術を使い、珍しいポケットモンスターとの遭遇を楽しんだ。
毎夏、国内外各地で開かれるフェストは、コロナ禍ではオンライン開催が主となった。今夏からはリアル開催が本格復活し、札幌市でのイベントはドイツのベルリン、米国のシアトルに次いで3カ所目となる。日本でのリアル開催は3年ぶり。
札幌市は、観光振興に生かそうとイベントを誘致。7日までの期間中、市内にはピカチュウとダンサーによるショーやラッピング路面電車、ポケモンをデザインした装飾などが登場し、フェストを盛り上げる。
ポケモンGOは、2016年に開発されたスマホ向け位置情報ゲーム。現実世界にポケットモンスターが飛び出してくるような感覚が受けて、老若男女がポケモンを探して歩き回る社会現象を生んだ。
ゲームの開発・運営を担うナイアンティックはゲームを観光振興に生かすねらいで、宮城や鳥取などの自治体とイベントの共同開催に取り組んでいる。(日浦統)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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