「トレーディングカード」と呼ばれる、収集や交換を目的としたカードの人気が過熱しています。人気キャラクター「ポケモン」が描かれたカードは、1枚5・8億円で取引されたものも。一方で、国内では窃盗事件も起きています。
背景には何が。現場を取材しました。
東京・秋葉原の電気街の一角にある、国内最大級のポケモンカード(ポケカ)専門店「晴れる屋2」。店舗のケースには、中古のポケモンカードがずらりと並ぶ。価格は1枚50円のものから、100万円を超えるものもある。
ポケモン「リザードン」の誤表示カードは、1枚115万円。本来は炎を使う「かえんポケモン」だが、力技が得意な「かいりきポケモン」との誤表示で、約25年前に販売されてプレミアがつく。状態が良ければ、5千万円の値がついたこともあるという。
この店では、現在の最高額は2億円。「ポケモンイラストレーター」と呼ばれるカードだ。
店長の渡辺翔さんは「高額化しているのは、主にプレーヤー数が少ない時代に販売されたカード。販売枚数が少ないため、コレクションや投資目的で売買されます」と明かす。
世界で最も高値で取引されたのは、同じ「ポケモンイラストレーター」だ。米国のユーチューバーが2021年に527万5千ドル(当時のレートで約5億8千万円)で購入し、ギネス世界記録に認定された。
トレーディングカードの中でも特に人気が高いポケカ。高額化の背景にはほかのカードゲームにはない、多くの特徴が関係しています。記事の後半では、専門家やポケカ専門店への取材から詳しく紹介します。
高額化の背景にあるのは、カ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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