7人に1人がポッドキャストを月1回以上聴き、半数が20~30代、この1年で新たに聴き始めた人が47%――。音声広告の「オトナル」(東京都中央区)と朝日新聞社が共同で実施した調査で、そんなユーザー像が明らかになった。
音声メディアを巡る日本と世界の現状について、オトナル代表取締役の八木太亮さんに聞きました。4回シリーズの第1回です。
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調査は昨年12月、20~69歳の男女1万人を対象にネットを通じてアンケート形式で行われた。全体の14・2%が月1回以上ポッドキャストを聴くと回答。このうち7割は週1回以上で、2割は「ほぼ毎日」と答えた。
月1回以上聴く人を年代別に見ると、20代が28・6%、30代が22・2%と、若い世代が半数を占めた。聴くジャンルは「ニュース」「音楽」がそれぞれ5割を超え、「お笑い」も3割近くだった。
聴いている場面は「休憩中」が39・6%で最も多く、「歩行中」26・7%、「就寝前」26%、「家事中」26%などが続いた。
また、「SNSなどの情報が事実か私見か判断するよう心がけている」という項目に「当てはまる」「やや当てはまる」で答えた人は、月1回以上聴く人で63%だったのに対し、そうでない人は45・4%だった。
ポッドキャストはネットやアプリを通じて配信される音声番組で、iPod(アイポッド)などの携帯音声プレーヤーが普及した2005年ごろから日本でも普及し始めた。あらゆるサービスがスマートフォンでユーザーの時間を奪い合うなか、余裕のある「耳時間」の消費先として再び注目を集めている。
調査の詳細はネット上で確認できる(https://www.asahi.com/ads/guide/doc/file/podcast/research1/podcast_research1.pdf)。(神田大介)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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