競馬、競艇、競輪、オートレースとある公営ギャンブル。なかでも中央競馬は人気や売り上げ規模で抜きんでた存在だ。どのようにして社会に受け入れられたのか。競馬の歴史に詳しい、歴史社会学者の石岡学さんに聞いた。
アイドルホースの代わりに「ウマ娘」
公営ギャンブルのなかでも、中央競馬は文化・趣味として定着しているように思います。スポーツ雑誌で特集が組まれて、表紙まで飾る。競輪はアスリート的な要素が強いけれど、同じようには扱われません。
日本でギャンブルは原則、違法です。競艇、オートレースを含む公営ギャンブルは、戦後の産業振興と地方財政の健全化を目的に始まりました。当初こそ「必要悪」と見なされて、批判も強かったが、人々の生活水準が上昇していくなかで、次第に大衆的なレジャーとして、社会に受け入れられていきました。
なかでも中央競馬は開催日を…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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