身近な事故の原因を調べる消費者庁の消費者安全調査委員会(消費者事故調)は24日、強力な小型磁石を使ったおもちゃ「マグネットボール」を子どもが誤飲する事故を防ぐため、幼児の手に渡らないよう販売方法などに法的な規制が必要だと提言した。
マグネットボールは直径3~5ミリ程度の小型のパチンコ玉のような磁石で、互いをくっつけて遊ぶ。好きな形を作ることができ、「知育玩具」として主にネット通販で売られている。一つ一つが角形の「マグネットキューブ」もある。
消費者事故調によると、幼児が誤飲した結果、臓器を傷つけてしまうなどの事故は2017~21年に少なくとも10件あった。多くは年上の兄や姉向けに買ったものを、親が気づかないうちに1~7歳の弟や妹が誤飲していた。胃と小腸など異なる場所に球がとどまり、腸管を挟んでくっつき、胃や小腸、十二指腸などの臓器に穴を開けてしまう事故が複数あり、除去するのに開腹手術が必要になったケースもあった。
6商品について事故調が調べ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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