来春から小学校で使われる教科書の検定で、マスクをめぐって多数の意見が付いた。国はこの4月から、学校でマスクの「着用を求めない」としたが、編集時はコロナが猛威を振るっていた。どのような姿の子どもの写真を使うか。各社は悩んだという。
検定結果は3月末に公表された。マスクに関連して多くの検定意見が付いたのは3~6年が学ぶ「保健」だ。「マスクについて児童が誤解するおそれのある写真である。(着用場面や着用方法について)」との意見が13件あった。
東京書籍は3・4年保健で、子どもたちが屋外でマスクをして運動している写真を、屋内でマスクなしのものに差し替えた。屋内でマスクをしてボッチャをする写真には「感せんしょうが流行していたため、マスクを着用しています」という注意書きを加えた。
文教社も、5・6年保健で…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル