新型コロナウイルスの感染拡大で全国的にマスク不足が深刻化するなか、岐阜県警がマスク確保に頭を悩ませている。厚生課によると、大人数の緊急会議などのために、約2500枚の備蓄はあるが、日ごろの業務で使う分は、各警察署に任せているという。
岐阜中署では、留置所の点検や検視にあたる警察官には公費でマスクを支給するが、管内をパトロールする地域課などは原則自費購入だ。同署警務課の40代男性警部補は「土日に薬局を回って探した。ネットで在庫があると聞いた店にも並んだが売り切れていた。自宅の備蓄も無くなりそう」とこぼす。
厚生課の担当者は「予算があっても、ものがない。今はまだ、国や県の動きなど、情報収集をしている段階」と話す。一方で、アルコール消毒液については在庫があるといい、足りなくなった警察署などには順次配布しているという。(松山紫乃、松沢拓樹)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル