大阪府守口市の民家で10月、女性が手足を縛られて金庫が奪われた事件で、大阪府警は17日、奪った現金をマネーロンダリング(資金洗浄)したとして、大阪市阿倍野区天王寺町北3丁目、職業不詳の郡山啓太容疑者(27)=強盗致傷容疑で逮捕=ら2人を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益の仮装)と窃盗の疑いで再逮捕し、発表した。
捜査1課によると、郡山容疑者は同居する母親の会社員、貴子容疑者(48)と共謀し、10月21~27日に郡山容疑者らが奪った現金のうち計約463万円を、和歌山市内のコンビニなどで9回にわたって第三者名義の口座に入金。28日までに広島、山口、福岡3県で同口座から計435万円を引き出した疑いがある。郡山容疑者は黙秘し、貴子容疑者は否認しているという。
府警は、貴子容疑者が第三者の口座に現金を振り込み、事件後に福岡市博多区へと移動した郡山容疑者が引き出したとみている。
事件は10月13日朝に発生。守口市の女性(75)宅に3人の男が押し入り、女性の手足を縛って軽傷を負わせ、現金入りの金庫などが奪われた。府警はこれまでに、郡山容疑者ら女性宅に押し入ったとみられる3人を強盗致傷容疑で逮捕。11月15日には、郡山容疑者から現金300万円を受け取ったとして、金庫の保管役とみられる大阪市浪速区桜川2丁目、建設業の亀井利昭容疑者(58)=盗品等保管罪で起訴=も組織犯罪処罰法違反(犯罪収益の収受)の疑いで追送検した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル