育児に追われる日々、預け先も簡単には見つからない。子どもも家族も笑顔で、女性が「ごめんなさい」と思うことなく、自分らしい仕事に挑戦できる場はないのか。そんな思いに突き動かされた女性が始めた託児付きワーキングスペースが、名古屋にある。
名古屋市千種区の地下鉄星ケ丘駅から歩いて5分。空色が目を引く2階建ての「アッチコッカ」は、女性向けの託児付きワーキングスペースだ。元イタリアンレストランで、バーや本格的な厨房(ちゅうぼう)も借りられる。
ただスペースを貸し出すにとどまらない「おせっかい」が特徴だ。イベントや教室の開催、起業など様々な利用者のニーズに合わせ、細やかな「伴走」を提供する。集客やPRの方法、屋号を一緒に考えることもある。
料理教室、ヨガ、スタイリスト、英語教室……。2016年以来、約50人がここで自らの事業をスタートさせた。
ワーキングスペースを立ち上げた片岡敦子さんには強い思いがありました。なぜ「アッチコッカ」という名前なのでしょう。記事後半で紹介しています。
加藤みなみさん(39)も、ここで事業を始めた1人だ。
子育ての経験から、「ママが…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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