17日に迫った第9回神戸マラソン(兵庫県、神戸市、兵庫陸上競技協会など主催、朝日新聞社など共催)を前に、「神戸は思い入れの強い街」というシンガー・ソングライターの川嶋あいさん(33)に話を聞いた。第2回大会で初めてフルマラソンを完走した川嶋さんが抱く神戸への思いとは。神戸を駆ける魅力とは。
川嶋さんが7年前、フルマラソン初挑戦を決めたのは、それが「神戸だったから」だ。
1995年の阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた神戸・長田の大正筋商店街などで、川嶋さんは2005年から10年連続で復興支援ライブをしてきた。震災で親を亡くした子どもや商店街の人たちと交流を重ねた。
かわしま・あい 1986年、福岡市生まれ。2003年、「I WiSH」のaiとしてデビュー。ヒット曲に恋愛バラエティー番組「あいのり」の主題歌「明日への扉」や、卒業ソングとして人気の「旅立ちの日に…」など。東日本大震災の被災地で中学生らの思いに耳を傾けて「とびら」を作曲。仕事仲間と途上国での学校建設支援を続け、完成した学校は8校になった。
自身は、生まれてまもなく児童…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル