マララ・ユスフザイさんやグレタ・トゥンベリさんと同じ国際賞を昨秋、日本人で初受賞した17歳がいます。大阪で生まれ育った川崎レナさん。「私は大人と戦いたいのではない」「日本は変われる」。そんな言葉も交えつつインタビューに語った、自身の活動にかける思いと、日本の未来に向き合う覚悟とは。
――ノーベル平和賞を後に受けたマララ・ユスフザイさんや、環境活動家のグレタ・トゥンベリさんにも贈られたNGOの「国際子ども平和賞」を昨秋、日本人で初受賞しました。オランダであった授賞式では、鮮やかな赤の和服姿でしたね。
「母の着物なんです。和服を着たのは二つ理由があって、ひとつは、黒柳徹子さんがすごく好きなんですよ。小さいころから『窓ぎわのトットちゃん』を読んでいて。黒柳さんが『海外のパーティーに行く時は着物がいいわよ』と何かでおっしゃっていたのを見て、あこがれていた」
「もう一つは、ふつうに日本が好きだから。あの場にスーツで行くのは、ちょっと違うな、と。赤い色も日本の国旗みたいでちょうどいいかな、と思いました」
――様々な活動を通じて、若者の社会参加を促してきたことが評価されました。受賞スピーチでは「変わりそうにない日本に悔しさを感じた」と話していましたが。
「『変えられない』という思いは、私にもある」。そう語る川崎さんが、なぜ行動しながら「日本は変われる」と口にするのか。様々な活動への取り組み方や、根底にある考え方を聞きました。
「両親の勧めで大阪のインタ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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