マルチにはまった高校生 「成人18歳」のリアルを映す

 成人年齢が2022年4月、18歳に引き下げられる。消費者トラブルの増加が懸念されるなか、被害事例も多く報告されているマルチ商法の投資トラブルをテーマにした短編映画「18歳」が完成した。何げない日常を送る女子高校生があっという間にトラブルの渦に巻き込まれるリスクが描かれ、「大人とは」を問いかける。

被害者が加害者にもなる怖さ

 主人公は、18歳の誕生日を迎えて「成人」となった女子高校生。「バイトの時給が上がらない」と嘆いていると、同級生から「バイトより稼げるよ。大人の話」と投資話を持ちかけられる。マルチ商法だと気づかないままバイト感覚で話に乗り、友人を誘うことにも興味を示して……。

 実際の被害事例にも重なるリ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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