28日午前6時55分ごろ、大阪府大東市谷川2丁目のマンション「タカシハイツ」(5階建て)で、近所の男性から「女性の叫び声が5分くらい前から聞こえる」と110番通報があった。四條畷署員が3階の部屋で女性が血を流して倒れているのを発見。まもなく死亡が確認され、同署が殺人容疑で捜査を始めた。
また、署員が現場に到着した際、真下の2階の部屋で火災が発生しており、この部屋で男性が倒れているのが見つかった。男性も搬送先の病院で死亡が確認された。2階と3階のベランダにははしごがかけられており、府警は女性が死亡した経緯と、火災との関連を調べている。
四條畷署や大東四條畷消防本部によると、女性の顔や後頭部には硬いもので殴られたような痕があった。女性は全身に血がついた状態で、ベッドの横でうつぶせに倒れていたという。
火災は110番通報とほぼ同じ頃に発生したとみられ、約1時間半後に消し止められた。この部屋で見つかった男性に目立った外傷はなく、一酸化炭素中毒で死亡した可能性が高いという。四條畷署は、死亡したのはそれぞれマンションの3階と2階で暮らす20代女性と40代男性とみて、身元の確認を進めている。
現場はJR学研都市線住道駅の北東約1キロの住宅街。
事件があったのは、JR学研都市線住道駅の北東約1キロの住宅街の一角。近くには中学校や病院、公園などがあり、現場のマンションの前には幹線道路が通る。
近くに住む女性会社員(48)は朝起きた際、焦げ臭いにおいがするのに気付いた。外に出ると、マンションから火と煙が出ていた。その後、すぐにパトカーや救急車が次々に到着したという。
マンションは5階建てで、2階と3階のベランダ部分を覆うようにブルーシートが張られ、警察官が出入りした。
現場を通りかかった男性会社員(22)は「騒がしくて何事かと思った。この付近で今まで大きな事件はなかったので不安です」。近くの飲食店で働く女性(50)は「何かが焼けるにおいがした。早く解決してほしい」と話した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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