大阪市港区築港3丁目のマンションの一室で11日、女性2人の遺体が見つかり、司法解剖したところ、2人とも餓死したとみられることが大阪府警への取材でわかった。1人は住人の職業不詳の女性(42)と判明。もう1人は同居している60代の母親とみて確認を進めている。
港署によると、42歳の女性の死因は低栄養症による心機能不全。母親とみられるもう1人は飢餓による低栄養症で体重は約30キロだった。それぞれ死後数カ月とみられる。
現場の部屋はメゾネットタイプで、2人はそれぞれ1階と2階の床の上で仰向けに倒れていた。室内には食べ物がほとんど残されていなかったという。
管理会社から「郵便物がたまっている」と連絡を受けた親族が、11日午後2時半ごろに署に安否確認を依頼。駆けつけた署員の呼びかけに応答がなく、ドアが施錠されていたため、消防隊がベランダの窓から室内に入ったという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル