甲斐江里子
大阪、東京、埼玉、千葉の4都府県のマンションで外壁工事用の足場を悪用した空き巣事件が相次ぎ、住所不定の無職、関口大輔容疑者(46)が大阪府警に逮捕された。午後5~10時ごろに5階以上の部屋を狙う――。計30件に関与したとされる手口と、その理由が捜査で明らかになった。
捜査3課によると関口容疑者は3月1日、大阪市北区の11階建てマンションの10階一室に侵入し、現金10万円を盗んだとして住居侵入と窃盗の疑いで逮捕された。4都府県で昨年11月~今年4月に相次いだ計30件、約270万円相当の被害を裏付けたという。
関口容疑者は調べに、駅周辺で足場があるマンションを探す▽人混みに紛れやすい午後5~10時ごろを狙う▽低層階は目立つため10~12階建てマンションの5階以上の部屋を選ぶ▽ベランダが無施錠ならそのまま部屋に入る――などと手口を説明。「お金がなくなるとマンションを見つけて侵入した」と認めているという。(甲斐江里子)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル