伊藤繭莉
「世界一有名なシバイヌ」として知られる雌犬「かぼす」をデザインしたマンホールのふたが、千葉県佐倉市の佐倉ふるさと広場に設置された。有名になるきっかけとなった写真や風車をあしらった、かわいらしいデザインとなっている。
かぼすは3歳ぐらいの時、殺処分される寸前で動物愛護団体に引き取られ、市内在住の保育士佐藤敦子さん(62)が飼い始めた。その後、佐藤さんがブログにアップした1枚の写真がかぼすの運命を変えた。
かぼすの画像をロゴにした仮想通貨が登場したほか、2023年4月には、ツイッター(現X)の青い鳥のロゴが一時、かぼすに変わるなど、世界的に話題となっている。同11月には、海外ファンが寄付を募り、広場にモニュメントを設置した。
マンホールは、広場の売店「佐蘭花(さらんか)」近くに設置された。市の担当者は「モニュメント寄贈への感謝と恩返しの気持ちを記念した。下水道事業のPRも込めた」と話す。
佐藤さんがSNS上でマンホールについて配信したところ、予想以上の反響があったという。「かぼちゃんの組んだ前脚が、マンホールから飛び出してきそうに見えてドキッとしました。ふるさと広場が、世界中の方から愛される場所になってもらえるとうれしい」と話している。(伊藤繭莉)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル