自民党は16日、ミサイル防衛のあり方に関する検討チームの第3回会合を開いた。座長の小野寺五典元防衛相は「敵基地攻撃能力」の保有を念頭に、敵のミサイル攻撃に対する新たな抑止力向上に取り組むべきだとする方向性を示したが、出席者から慎重論もあり、意見はまとまらなかった。 これまでの検討チームの議論では能力保有を求める意見が多く出ている。出席者によると、小野寺氏はこうした意見を紹介した上で、専守防衛の範囲内で迎撃以外の方法も含む抑止力強化を唱えた。ただ、出席者から「周辺国に不安を与えるのではないか」との意見も出た。 会合に出席した内閣官房幹部は、政府が配備計画を断念した地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の代わりの迎撃策と、新たなミサイル防衛の方針について9月をめどにまとめると説明した。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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