サッカーのミャンマー代表選手として来日後、母国のクーデターに抗議の意思を示して難民申請をしているピエリアンアウンさん(27)が2日、大阪出入国在留管理局(大阪市住之江区)を訪れ、6カ月間の在留と就労の許可を得た。今後、日本で働きながら難民認定の決定を待つという。
出入国在留管理庁はミャンマーでのクーデターを受け、日本国内のミャンマー人が情勢不安を理由に日本にとどまることを望む場合、6カ月か1年の在留や就労を認める措置をとっている。ピエリアンアウンさんは、ワールドカップ(W杯)アジア2次予選に出場するため、3カ月の短期滞在ビザで来日していたが、この措置の対象となり、日本で就労できる6カ月間の「特定活動」ビザを得た。一方、「帰国すると迫害を受ける可能性がある」として求めている難民認定については、結論は出なかったという。
ピエリアンアウンさんは「日本政府と助けてくれた皆さんにとても感謝している」と取材に語った。ミャンマーではプロサッカー選手として生活していたといい、「すぐには難しくても働きながらプロをめざしたい」と話した。(宮崎亮)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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