学生食堂にもしわ寄せが…
具材がたっぷり、人気メニューのカレーライス。そしてボリューム満点のチキン南蛮定食…
おいしくて財布に優しいメニューが並ぶ学生食堂。 【画像】“学食ランキング1位”だが…コロナ禍で異変が 福岡市東区にある福岡工業大学。
ある新聞社主催の学食ランキングで1位に輝くなど、その味は折り紙つき。学生だけでなく地域の住民にも親しまれている。 女子学生:
自分で作って食べるより全然経済的だし、味もおいしいし、野菜もとれるからいいなって思ってます 男子学生:
みんなで食べた方が楽しいし、休みの日は全然昼も食べないので、学食は大事だなと思っております 学生生活には欠かせない学生食堂。
しかし、ここにも新型コロナによるオンライン授業のしわ寄せがきている。 阿部まみリポーター:
正午過ぎです。緊急事態宣言が出る前は、この時間になると満席だったということですが、今では空席が目立ちます 学生:
普段よりは少ないですね。いつもは座れないくらい、待っている人がいるくらい、たくさんいます 4月からオンライン授業がメインになっていている大学では、ほとんどの学生が自宅で授業を受けている。大学に通うのは、実習がある週1回だけだ。
さまざまな感染防止策…電子マネーも導入
学生:
すみません、カレーの「中」ください この大学で学食を運営するのは、ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」で知られるロイヤルグループ。
コロナ前には、1日1,500食が出ていたが、今は370食ほどにとどまっている。
メニューの数も、4月から3割ほど減らしている。 福工大キャフェテリア 山本知秀店長:
前年に比べても、来客数っていうのは3分の1程度にはなっていますけど、大学の中でも最も人が密集する場所にはなってきますので、そういったところはしっかり考えたうえで運営しています 不特定の人が出入りする学生食堂。
さまざまな感染防止策をとっている。
入り口には検温システムを設け、37.5度以上の場合は入ることができない。 注文カウンターには、透明シートを設置。 料理も従来のビュッフェ形式から、個別の皿に分けて提供する形に変え、全てラップをしている。 また、できるだけ接触を減らそうと、学食では珍しいという電子マネーも導入した。 学生:
やっぱり安心しますよね、ちゃんと消毒とかも置いてあって 福工大キャフェテリア 山本知秀店長:
子どもたちが学校に来て、いっぱいご飯を食べていただくような状況に戻ればいいなと思ってます。それまでは、しっかり今のやり方で運営していきたいと考えています
精神面への影響浮き彫りに
小中学生や高校生は、授業が始まっているにもかかわらず、大学生は入学から半年以上たっても、いまだ大学キャンパスに足を踏み入れたことがないケースも。 学生生活への影響について各地の大学が行ったアンケート調査では、中等症レベル以上のうつの症状が約1割の学生に見られたり、不安と答えた学生が過半数となったりするなど、精神面への影響が浮き彫りになっている。
大学生や大学を取り巻く環境は、今後大きく変わりそうだ。 学生たちが夢見たキャンパスライフの再開。
第3波の襲来も懸念される中、大学と学生の苦悩は続いている。 (テレビ西日本)
テレビ西日本
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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