メール復元し解析も 関電問題調査、焦点は4本のルート

 関西電力の役員らによる金品受領問題で、関電の第三者委員会が調査に着手している。関電が記者会見でこの問題を発表してから27日で2カ月。主な焦点は、福井県高浜町の元助役・森山栄治氏(故人)による提供先の解明だ。原発関連の工事など森山氏側への便宜供与の有無などについても調べている。

 関電の第三者委は委員長の但木敬一・元検事総長ら4人からなり、若手弁護士ら15人が調査にあたっている。関電の社内調査で得られなかった森山氏の遺族や関連会社に協力を要請。国税庁にも森山氏が残したとされる金品の提供先リストの提出を求める方針だ。

 11月初旬、森山氏の在職時を知る高浜町の元幹部に3時間にわたり事情聴取。但木委員長も加わり、森山氏と関電の関係を中心に聴いたという。原子力部門を中心に関電役員のほか、OBへの聴取も進める。

 メールなどのデータを復元、解…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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