“モニター画面”を見つめてお酒を飲む店って?『アバター店員』だからこそ「話せる」魅力と可能性とは(MBSニュース)

東京のJR中央線・中野駅界わい。その一角に木・金・土の週3日だけ営業する立ち飲みバー「AVASTAND(アバスタンド)」がある。ここは客が『アバター店員』と酒などを飲みながら話すことができる。アバターは“人の分身となるキャラクター”を指す意味で使われるが、いったいどのようなところなのか、現地を取材した。

アバター店員と楽しくお酒が飲める「AVASTAND(アバスタンド)」

JR中野駅近くにアバター店員と話せる立ち飲み屋があると聞いてやって来たMBS取材班。この日は2月6日午後6時で気温は3℃。この寒さでも人が集まっているところがある。

そこは吹きさらしのカウンター。客は縦長モニターに映し出された“人型のキャラクター”向かって話しかけていた。このモニターに映るキャラクターが『アバター店員』だ。『アバター店員』と話しながらお酒を飲めるのが、この「AVASTAND(アバスタンド)」なのだが、『アバター店員』を操る実際の『店員』は遠く離れた場所にいて、客は遠隔で店員と会話。『店員』の身振り手振りや表情は『アバター店員』に反映されて表示されるというのだ。

お客さんとのやり取りの様子を見てみることに。

(アバター店員)「何か頼みますか?」
     (客)「お願いします。」

会話を聞いてみると、画面に映っているのは『アバター店員』のキャラクターだけなのだが、声は遠く離れた所にいる『店員』のものだ。注文をしたいと伝えると、モニターに飲み物のメニューが表示された。メニューにはビールや酎ハイ、焼酎にワイン、それにコーヒーなどがある。ミックスナッツなどの食べ物もあるようだ。価格は全て税込み500円で支払いは現金かPayPayだ。

 (客)「焼酎の芋の温かいヤツで、寒いから。」

タッチパネルを押すでもなく、『会話』で注文して、しばらくすると…

(店員)「お待たせしました。」

モニターの横にある青い小さなドアが開き、別の人間の店員が、注文されたお酒を持ってきた。ここはアナログだ。


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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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