日吉健吾
【動画】白いもふもふのシマエナガ=日吉健吾撮影
厳冬期を迎えた北海道で、「雪の妖精」と呼ばれる野鳥「シマエナガ」が、羽毛に空気をため込んで、モフモフの愛らしい姿を見せている。
シマエナガは全国に生息するエナガの亜種で、北海道に生息。全長14センチの半分が尾で、国内最小級の鳥だ。ここ数年、SNSなどネットを中心に人気に火がつき、写真愛好家の憧れの的になった。
観察のベストシーズンは、冷え込みが厳しくなる12月~2月。札幌市中心部の公園などにもいるが、小さくて素早く動くので撮影は難しい。群れで行動する時の「ジュルルジュルリ」という鳴き声が聞こえたら、出会える可能性が高い。
筆者は市内の公園や森林を何度となく訪れ、やっと撮影できた。十数メートルの距離で焦点距離600ミリ相当のレンズを使っても、小さく感じるほどだ。
シマエナガは周遊しているので、訪れる木々の周辺でじっと待つ人もいれば、散策しながらバードウォッチングを楽しむ人もいる。
筆者も散策中、クマゲラやアカゲラ、ヤマセミが撮影できた。木々に生い茂る葉がない冬は、野鳥に出会うチャンスだ。(日吉健吾)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル