ユニクロが今月13日、世界的なデザイナー、ジル・サンダーとの協業ブランド「+J」を9年ぶりに再発売した。販売初日は、店の前に老若男女の長蛇の列が出来て開店時間を早めたり、アクセスが殺到して公式サイトがダウンしたり。近年のファッション界では、これほど幅広い年代に注目される例は珍しい。前回+Jが販売されたのは2009年から約2年間。今なぜまた注目されるのか。09年の協業開始時にサンダー本人に、その後はユニクロ側のキーマンにも取材をした高橋牧子編集委員が、回想を交えて解説する。
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13日、午後4時のユニクロ銀座店前は既にひと気はなく、外から見える店内も閑散としていた。関係者によると、開店前に長い列が出来たので、コロナ対策のために途中から整理券を配ったが、それも午後2時には夕方の分までを全て配布し終えたという。整理券がないと店自体にも入れない。「孫のために(+Jではなく)普通のTシャツを買いに来ただけなのだが」という年配の男性は買い物ができないと知って、しょんぼりとしていた。翌日の土曜に世田谷区内のユニクロに出向いたが、すでにメンズ、レディース共に+Jの商品はほとんどが売り切れだった。
銀座店近くで+Jの紙袋を持っ…
2種類
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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