吉本興業の鉄道好きユーチューバー鈴川絢子です。今回は千葉都市モノレールの空中散歩の秘密を探ります!
「鉄道王国」の千葉県を、鈴川絢子さんが巡る企画「ちば鉄」は5回目。今回は、千葉市中心部を走るモノレールの秘密を探ります。「空中散歩」とも言われる乗り心地には理由がありました。
(先頭車両の正面ガラスから外をのぞいて)おおぉ。いま、道路の真上を走っています。車が渋滞していても、その上をすいすい~と行けますね。
本当に空中散歩の気分。鳥になったような目線で楽しめます。0形だと(床のガラスから)足元も見えるんです。
動物公園駅を降りました。(乗っていた車両を見ながら)本当に下に何もない。連結器も上に付いてます。ほかの鉄道と違うので、やっぱり圧倒的に面白いです。近くの車両基地で、車両課の井上智嗣さん(26)に聞きます。
《井上さん 私たちのモノレールは、車体がぶら下がる懸垂型です。日本では、他に湘南モノレールなどだけです。普通の電車なら床下にある機器や台車がすべて頭上にあります。》
足回りと言われるものが全部「屋根裏回り」にあるんですね。
1本で100トンに耐える モノレールの命綱
《井上さん モノレールの一番の要、台車から車両をぶらさげる部分を「懸垂リンク」と言います。真ん中に太いワイヤが見えますか? これがモノレールの命綱「安全鋼索(こうさく)」です。1本でおよそ100トンまで耐えられるんです。20トンから25トン弱の1両に2本のワイヤが付いています。これがあれば絶対に落ちないんですね。「落ちないお守り」として売っているのは……。》
これか!…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル