福島県二本松市の東北サファリパークで飼育員の男性がライオンに襲われ死亡した事故で、県警は3日、業務上過失致死容疑で同施設への家宅捜索と現場検証を始めた。押収した資料を分析し、経緯を調べる。
午前9時ごろ、10台近くの県警の車両が到着。捜査員が入り口脇の事務所に次々と入った。途中、報道陣から中が見えないよう窓をポスターで隠していた。
9月28日午後3時25分ごろ、ライオンのおりの中で飼育員の加藤健一さん(当時53)=同市表2丁目=が首から血を流して倒れているのを、別の飼育員が発見。加藤さんは搬送先の病院で約1時間後に死亡が確認された。司法解剖の結果、死因は頸部(けいぶ)損傷の疑いと判明した。
運営会社の東北サファリーパークが同月30日に公表した経過報告書などによると、加藤さんはエサをおりの中に入れた後、何らかの理由で飼育員が出入りする扉が開いているのに気づき、閉めようとした際にメスのライオンに襲われ、おりの中に引きずり込まれたという。(酒本友紀子、滝口信之)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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