宮崎市のMRTラジオで1983年から洋楽番組のパーソナリティーを務めるのが、「アンクル・マイク」こと伊野啓三郎さん(92)。「一人でも多くのリスナーに洋楽の楽しさを伝えることが生きがい。生きている限り続けたい」と、今も毎週、スタジオのマイクに向かう。
日本統治下の朝鮮半島・仁川生まれ。戦時中の1943年、友人宅の蓄音機から流れてきた哀愁ただよう名曲「グッドナイト・アイリーン」に衝撃を受けた。
戦後日本に引き揚げてきた後はレコード店に入り浸り、洋楽の世界に没頭。今までに集めたレコードとCDは計約8千枚に上る。
広告会社の社長としてテレビ局に出入りしていた37年前、ラジオの洋楽の新番組の担当を打診された。以来、平日夜の1時間生放送の長寿番組を35年間続けた。現在は平日毎朝の10分番組を担当している。
取りあげてきた曲は1950…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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