気象庁は今日11日(火)、最新のエルニーニョ監視速報を発表しました。 7月のエルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差は-0.6℃で、平年より低くなっています。対流活動は平年に比べて不活発で、貿易風は平年より強く、海洋や大気の状態は、ラニーニャ現象の発生時の特徴が明瞭になりつつあります。 太平洋赤道域の中部に見られる海洋表層の冷水が、今後東に移動し、東部の海面水温が平年より低い状態を、しばらくの間は維持すると考えられます。 エルニーニョ現象を予測するコンピューターシミュレーションの結果では、秋から冬のはじめにかけて基準値より低い値で推移したあと、次第に基準値に近づく見込みです。このため、冬にかけてはラニーニャ現象が発生する可能性が60%ともっとも高くなっています。
秋は平年通りに台風が発生か
ラニーニャ現象の発生時は、北西太平洋の海面水温が高く、対流活動が活発になる傾向です。8月に入って台風の発生数が増加しており、今後も同様の傾向が続くと見られます。 ウェザーニュースで台風やハリケーンの予測を行うグローバルストームセンターの見解では、9月~11月にかけての台風の発生数が平年並みになると見ています。秋の台風シーズンは動向に要注意です。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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