ラフティングボート転覆事故 業務上過失致死容疑で乗務員を書類送検

吉村駿

 群馬県みなかみ町の利根川で昨年5月にラフティングツアー中のボートが転覆し、乗客の男子大学生が亡くなった事故で、群馬県警は1日、20代の男性乗務員を業務上過失致死容疑で書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、昨年5月5日夕方、みなかみ町の利根川で、男性乗務員がガイドを務めていたラフティングツアーのボートが転覆した。これにより、乗客だった本田啓祐さん(19)=埼玉県伊奈町=を死亡させた疑いがある。事故当時、現場付近を通過した他のボートは転覆しておらず、県警は、この乗務員も転覆を回避できたと判断したとみられる。

 本田さんは当時、友人5人と川下りを楽しんでいた。途中の諏訪峽大橋付近で、この乗務員を含め7人が乗っていたボートが転覆し、全員が川に投げ出された。本田さん以外の6人はすぐに救助されるなどして無事だったが、本田さんは行方不明になり、翌日に川の中で発見され、搬送先の病院で亡くなった。死因は溺死(できし)だった。(吉村駿)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment