ラーメン店に保健所が行政指導 もっこす、立ち入りで「不衛生」判明

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小川聡仁 高木智也

 兵庫県内でラーメン店を運営する「もっこすフーズ」(本部・神戸市灘区)の工場や一部店舗に対し、神戸市保健所が今春、食品衛生法に基づく立ち入り検査をしていたことが、市への取材でわかった。立ち入りの結果、食品管理や製造の過程に不衛生な点があるのを確認。改善を求める行政指導をしたという。

 同社は朝日新聞の取材に対し、立ち入り検査と指導を受けたことを認め、「工場・各店舗の衛生管理について改めて見直し、改善すべきところは改善して参ります」と書面で回答した。

 市によると、同社について3月、「施設で衛生上の問題がある」などとする相談が外部から寄せられた。

 これを受けて、市保健所が同月に神戸市内の工場や店舗に立ち入り、衛生管理の不備を確認した。

 関係者や同社によると、▽工場の壁の汚れ▽食品を入れた容器の床への直置き▽虫を防ぐ網戸の未設置▽会社の吸収合併に伴う食品製造業の届け出の不備、などが指摘されたという。

 2021年から義務づけられた衛生管理手法「HACCP(ハサップ)」も未導入だった。指導を受け、同社はいずれも改善を進めているとしている。

 市は3月から現在にかけて、同社から衛生状態の改善について随時報告を求め、指導する「監視指導」を続けている。健康被害は確認されていない。

店関係者も証言「窓からスズメが…」

 市によると、立ち入り検査と…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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