表皮のやわらかい幼虫などをリアルな姿で標本に――。そんな「ぷくぷく標本」と呼ばれるワザがある。虫の生き生きとした姿やからだの仕組みを詳しく観察でき、その魅力を教えてくれる。虫の音が聞こえる季節に、大人も、子どもも、本格的な自由研究に挑んでみては?
特に、ゲンゴロウなどコウチュウ目の幼虫は標本にする時に悩みがある。表皮が柔らかく、乾燥させるとしぼんでしまう。それを防ぐため、標本をエタノールを満たした容器に入れて展示することが多いが、観察しづらく、時間が経つと脱色して見た目も悪くなり、「もやし標本」と言われることも。
そこに一石を投じたのがぷくぷく標本だ。石川県ふれあい昆虫館(白山市)の学芸員、渡部晃平さん(37)が開発した。
きっかけは「ミス」だった。
記事後半では、家庭でもできるぷくぷく標本の作り方を紹介します
ゴミムシを標本にしようと衣…
※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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