リモートワーク化の時代、手書きの手紙の価値が見直されていく?GO三浦崇宏氏「アナログ感は切り札、秘密兵器になる」(AbemaTIMES)

 新型コロナウイルスの感染拡大防止策としてリモートワークが広がり、ハンコなど、古くて不要なものが改めて浮き彫りになる一方、むしろアナログだからこその価値が見直されているものもある。

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 PCやスマホが普及し、文字を書くことが減っている中、密かにニーズが増しているというのが“ラブレター代筆屋”だ。株式会社ウェディングパークの調べによれば、20~30代の女性の約6割が「ラブレターで告白をされることに憧れがある」と答えているという。

 IT企業に勤務する小林慎太郎氏は、本業の傍ら、1通5000円の代筆作業を6年間で120通手掛けてきた。「基本的には依頼者と会い、どのような手紙にしたいのか、外見・性格、趣味など、相手の情報を細かくヒアリングをさせてもらう。そして文章を作成するが、実際に書き込んでもらう作業は依頼者自身にやってもらう」。

 自身も奥様と交際に至った決め手はラブレターだったというが、依頼者たちは「すごく追い込まれている」と話す。

 「普通に告白してもうまくいきそうにないからとか、LINEを送っても既読スルーされてしまうからといったもの、あるいはパートナーへの感謝の手紙もあるが、復縁の手紙、円滑に別れるための手紙を書いて欲しいという依頼もある。いわゆる皆が思い描かれるようなロマンチックな依頼というのはほとんどなくて、むしろ感情むき出しの、ドロドロしているような依頼が大部分だ。もちろん返事をもらい、想いが成就すれば最高だが、依頼者の多くは私に話したり、紙に書き込むだけで満足する」。

 そこで『ABEMA Prime』では、出演者の柴田阿弥を想定し、小林に告白の手紙を書き下ろしてもらった。

 『阿弥、突然のお手紙、驚かせてしまったかな。阿弥に伝えたいことがあって、今こうして手紙を書き始めています。僕は、阿弥のことが好きだ。いつから?わからない。大学入学時の新歓で一目惚れしたような気もするし、皆で伊豆までドライブに行った時のような気もする。とにかく、気づいたときには、 阿弥の姿を目で追いかけるようになっていた。きっと、今、阿弥を困らせているのもわかってる。阿弥も、告白されるようなキャラじゃないものな。ただ、阿弥がいない時はさびしいし、逆に、阿弥がいる時はたのしい。それだけ。僕が伝えたいのは、これで全部。 次は阿弥の番。阿弥の返事を聞かせてほしい。 連絡、待っています』

 非常に“クサい”ように感じるが、小林氏は「アツすぎる言葉やクサい言葉は、会話で聞くと“ちょっとアツいな”となってしまうが、手紙なら大げさになりすぎないというところがあると思う」と説明した。


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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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