京阪神を走る私鉄の阪急電鉄が毎年、人気キャラクターとコラボした電車を走らせている。毎年のように、名だたる人気キャラとのコラボが代わる代わる実施される電車は珍しい。なぜ実現できるのか、聞いてみた。
阪急電鉄は2015年、春にリラックマとコラボしたぬいぐるみなどのグッズを発売したのを機に、夏のスタンプラリーの一環でリラックマを描いたヘッドマークを付けたり、車体側面にステッカーを張ったりした電車を走らせた。
翌年からスヌーピー、くまのがっこう、すみっコぐらし、リサとガスパール、コウペンちゃん、くまのがっこう、ミッフィーと、人気キャラとコラボした電車を毎年運行。今年8月からは、ツイッター(現X)発の漫画「ちいかわ」のキャラクターをデザインした電車を走らせている。
「様々なファン層や沿線の方に毎年楽しんでもらえるように、いろんなキャラとコラボしています」と、阪急電鉄で担当してきた前田真実さん(28)は説明する。
「一緒にぜひ、やりませんか」。コラボ電車の企画は、阪急電鉄側からキャラの権利を持つ会社に持ちかけたり、逆に提案を受けたりして実現しているという。
大切にしているのは、阪急電車の伝統の車体色である「マルーン」にあうか。そして、通勤、通学で乗る人が多い中で「ほっこりして、癒やされるか」といった点から、キャラを選んでいるという。
大きな特徴は、阪急電車とコ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル