安斎耕一
【福岡】北九州市の市制60周年を記念して12月13~17日に初めて開催される北九州国際映画祭で、宣伝役となるアンバサダーに同市出身の俳優リリー・フランキーさんが就任することになった。7月に市が発表した。
リリーさんは「北九州市で映画祭が開始される初年度にアンバサダーを務めさせて頂くこと、大変光栄に思う。映画と、想(おも)いと、地域の灯(とも)すあたたかさが、人々に伝わるよう尽力したい」とのコメントを寄せた。
国際映画祭では、北九州芸術劇場(小倉北区)や映画館などで国内外の作品を上映する。オープニング作品には、明治末期の九州・小倉を舞台にした「無法松の一生」(4Kデジタル修復版)と、同作品制作の舞台裏に迫るドキュメント「ウィール・オブ・フェイト~映画『無法松の一生』をめぐる数奇な運命~」が選ばれた。
市はこの作品を選んだ理由を「戦時下、小倉を舞台とした娯楽映画が国民に元気を与えた。北九州市は昨年、相次ぐ大火に見舞われ、世界では今も争いが絶えない。この混沌(こんとん)とした時代に、映画の力で新たな時代の扉を開くことを願い、決めた」と説明した。
映画「EUREKA ユリイカ」などで知られる青山真治監督、漫画家の松本零士さんら市ゆかりの故人の追悼上映会もある。映画祭の公式ホームページ(https://kitakyushu-kiff.jp/
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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