鹿児島県姶良市の私立認可保育園で4月、女児がのどに異物をつまらせて意識不明になり約1カ月後に亡くなった事故で、市の事故検証委員会の初会合が5日夜、開かれた。発生原因を分析して再発防止策を検討し、年内に報告書をまとめる。
委員は医師、栄養士、保育関係者、弁護士ら6人で構成。初会合では、委員長に伊東安男・市保育協議会長を選出した。事故の概要について報告を受けたうえで、疑問点や不明な点の整理、今後の検証の進め方などを話し合った。今後は月1回、会合を開く。
一方、女児の保護者は5日、代理人の弁護士を通じて検証委員会に意見書を提出した。「なぜ生のリンゴを提供したのか。職員間の情報共有はできていたのか」「リンゴは十分になめらかにすりおろされていたのか」「異変に気づいた後の救護措置は適切だったのか」などについて重点的に調査するよう求めている。(宮田富士男)
姶良市の保育園事故で亡くな…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル