JリーグとYBCルヴァン・カップ決勝で対戦する柏とFC東京の両クラブは4日、オンラインで合同会見を開き、柏のネルシーニョ監督やトップチームスタッフ、選手計13人が新型コロナウイルスに感染したため、7日に東京・国立競技場で開催予定だった決勝を延期すると発表した。完売した入場券約2万4000枚の取り扱いや代替日程は決定後に発表する。 Jリーグは今季、GK1人を含む選手14人が出場可能な場合は公式戦を開催する規定で運営しているが、Jリーグの村井満チェアマンは「濃厚接触者の判定は出ておらず、出場可能選手の数は分からない。感染経路も特定できておらず、決勝開催はリスクが大きいと総合的に判断した」と述べた。 柏は2日にトップチームの選手1人の感染を公表し3日のJ1仙台戦を延期。3日にネルシーニョ監督とスタッフの計2人の感染を公表するとともに、クラブ関係者82人にPCR検査を実施したところ、4日になって新たに選手2人とトップチームスタッフ8人の感染が判明した。 FC東京は24日にカタールで再開するアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に参戦予定で、決勝は12月19日に行われる。FC東京が勝ち進むほど日程調整は難しさを増すことになり、村井チェアマンは「伝統ある大会であり、決勝は何とか実施したい。日程と会場も未定だが、ACL期間外で調整する。年明けの可能性もゼロではない」と述べた。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース