レインボーブリッジのふもとで「愛してるよ~」 彼氏の言葉に困惑

 嫌な予感がしていた。

 1年前の夏、大学の同級生からデートに誘われた。待ち合わせは「お台場海浜公園駅」。ビーチにも近く、レインボーブリッジを見渡せる。ベンチもあり、観光客や恋人たちでにぎわう。

 犬の散歩をしていたり、夕涼みを楽しんだりする住民も多い。「そこが問題なんですよ」と大学4年生の女性(22)は語る。

 女性が家族と住む自宅はお台場だ。

 「帰るのも便利でしょ。お台場にも行ってみたかったし」。それが誘った彼氏の言い分。彼氏は山形県出身。コロナ禍でもあり、上京したものの、お台場に来る機会がなかったという。

 「相手はデート感覚でいいんです。お台場ってそういう所ですから。でも、こっちとしては散歩しているおじちゃんが知り合いの可能性があるんです。恥ずかしくないですか?」

 それでも、彼氏の願いをかなえたいと、お台場デートを実施。ビクビクとまわりを警戒しながら、ビーチを散歩。そして、案の定、恐れていたことが起きたという。

 レインボーブリッジが開通して26日で30年。橋のふもとで人間模様を取材しました。

観光地ならでは 彼氏の愛ある行動

 「レインボーブリッジがきれ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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