レジオネラ肺炎で温泉施設の利用者1人死亡 有馬の「かんぽの宿」

岩本修弥

 神戸市は14日、日本郵政が運営していた有馬温泉の温泉宿泊施設「かんぽの宿 有馬」(神戸市北区)で、温泉に入浴した兵庫県内の70代の男性2人がレジオネラ菌に感染し、うち1人がレジオネラ肺炎で3月下旬に死亡したと発表した。もう1人の男性は、現在治療中という。

 市環境衛生課によると、2人は3月18日~20日にかけて入浴施設を利用していた。市が31日から4月1日にかけて立ち入り検査し、浴槽などの遺伝子調査をした結果、患者と一致するレジオネラ菌が検出されたという。市は14日付で、施設に営業停止命令を出した。

 日本郵政によると、年2回検査をしていたが、特に異常はなかったという。施設は5日付で別のホテル運営会社に事業譲渡しており、連携を取りながら再発防止に努めるとしている。(岩本修弥)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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