イタリア料理に欠かせないレモンと、和食に欠かせないみそ。味も見た目も全く違う、日伊両国の調味料を組み合わせた万能調味料「おふくろの味ミクス」を、府立泉北高校(堺市南区)の3年生4人組がこのほど商品化した。
4人は授業の一環で、地元住民らが庭先で育てて特産化した「泉北レモン」を使った商品を開発することになった。
昨年6月。4人で話し合った結果、「レモンはイタリアのおふくろの味。それなら、日本のおふくろの味と言えるみそをあわせてみたら、おいしい調味料ができるかも」という商品コンセプトが浮かんだ。
実際に、レモンとみそをそのまま合わせたものを、試食してみる。
「味がバラバラ」(藤井里名さん)、「塩味が強すぎ」(橘光誠さん)、「商品開発をやめた方がいいまずさ」(小籏美月さん)、「味が混ざり合っていない」(山崎七穂さん)。
指導する池ノ上大輔教諭も「なんちゅうもんつくってくれたんや。食材を無駄にして」と言うほどの、散々な評価だった。
しかし、「今までにない商品を作ってバズってみたい」(山崎さん)と、4人はあきらめなかった。
そこから2カ月間、4人は授…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル