東京都狛江市の住宅で住人の大塩衣与さん(90)が死亡した強盗殺人事件で、警視庁は25日、事件に使われた可能性があるとして押収したレンタカーから段ボールの空き箱や衣類、運転免許証などが見つかったと明らかにした。大塩さん宅からなくなっている高級腕時計と同じメーカーのものも発見されたという。
このレンタカーは20日午後1時半ごろ、東京都足立区内で見つかった。前日に発覚した大塩さんの事件で現場周辺を走行していた不審なレンタカーとナンバーなどが同一だったことから、同庁が押収して車内の状況などを調べていた。
その結果、車内から指紋を約30個、足跡を7個ほど採取。段ボールの空き箱や衣類、運転免許証のほか、結束バンドや目出し帽、高級腕時計3個を押収した。腕時計のうち一つはスイスの高級腕時計「フランク・ミュラー」で、大塩さん宅からは同じメーカーの腕時計がなくなっていた。
このレンタカーが見つかった際に近くにいた永田陸人容疑者(21)は、東京都中野区で昨年12月に発生した強盗傷害事件に関わった疑いで21日に逮捕された。中野区の事件では容疑者グループが宅配業者を装って被害者宅に押し入ったことがわかっている。
レンタカーから見つかった段ボールは中野区の事件と同様に、宅配業者などを装うのに使う目的だった可能性があるという。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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