中沢滋人
北海道大樹町の宇宙ベンチャー、インターステラテクノロジズ(IST)は31日、同町の発射場で小型ロケット「MOMO」の7回目の打ち上げを行い、高度92キロ(速報値)に到達したと発表した。打ち上げ成功は今回で3回目。搭載していた積み荷のスポンサーのフィギュア(全長約8センチ)も放出した。ISTは「全ての機器が正常に動作しており、打ち上げは成功した」としている。人形は海上に落下したとみられ、同社で回収作業に当たっている。
同社では、7月初めにもMOMOの6回目の打ち上げを実施し成功している。
ISTは2013年、「世界一低価格で、便利なロケット」をコンセプトとして、実業家の堀江貴文氏らの出資で設立。17年から弾道飛行を行う小型ロケットMOMOの打ち上げを始め、19年5月に3号機で民間単独のロケットとしては国内で初めて宇宙空間への到達に成功した。現在、23年度の打ち上げを目指し、超小型人工衛星打ち上げロケット「ZERO」の開発も進めている。(中沢滋人)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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