会話をしたのはパソコンの画面を通してだけ。
直接に一度も会ったことはなかったけれど、プロポーズを受けた。
不安はあまりなかった。ロシア語を一生懸命に覚えて理解しようとしてくれたから。その行動力にもひかれた。
新田クリスティーナさん(29)は、2年前まで、故郷のロシアを離れ、中国にいた。
母親がバレエを教える仕事をしていて、子どもの時からずっとバレエが身近にあった。ダンサーも経験したが、子どもたちにバレエやダンスを教える方が楽しかった。
ロシアの大学を卒業後、バレエ講師として経験を積むために中国・杭州市に渡った。
杭州の人口は1千万人を超える。雇われたバレエ教室の規模は大きく、一度に20人以上を教えることもあった。6年間いた中国で、優良講師として表彰され、教え子を何度も上海のコンクールで優勝させた。
そんなとき、ひとりの日本人男性と知人を介して知り合った。
中国と日本。スカイプでつな…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル