張守男
茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園で長年開かれ、昨夏から千葉市に会場を移した国内最大級の野外音楽フェス「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル(通称ロッキン)」が、来年は同公園でも開かれることになった。ロッキン事務局が10日、発表した。
来年は8月に千葉市の蘇我スポーツ公園で5日間、9月に茨城で5日間の2回開催になる。再来年以降の開催場所は未定だという。来年で25周年になる節目に合わせて、ゆかりの深い茨城・ひたちなかでの開催を決断した。
ロッキンは2000年、先行した洋楽中心のフジロックフェスティバルに対し、邦楽のフェスとして始まり、毎年夏に国営ひたち海浜公園で開催を続けてきた。20回目を迎えた19年は5日間で計約33万7千人を動員した。だが、20年は新型コロナの感染が拡大して中止に。21年は来場者の制限などの感染対策をとって開催予定だったが、茨城県医師会の要請を受けて開催1カ月ほど前に中止を発表した。
22年1月に千葉市での開催を発表。渋谷陽一・総合プロデューサーの声明をホームページで公表した。海浜公園の構造上、参加者の移動に伴う密集が避けられず、万全の感染対策は困難と判断したと説明し、「25周年、30周年といった年でのひたちなか開催を模索したい」としていた。(張守男)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル