ロバのパン屋まだまだ健在 チンカラリンと刻むメモリー

「まだまだ 勝手に関西遺産」

 いつもの駅を出たときだった。

 ♪ロバのおじさんチンカラリン

 久しぶりに聴いたメロディーに、子どもの頃の記憶がよみがえった。京都市内の自宅近くに、移動販売車「ロバのパン屋さん」が来ていた。

拡大するパンの移動販売車「ロバのパン屋」の歌が住宅街に響くと、常連客たちが走って買いに来る=京都市山科区、筋野健太撮影

 ロバのイラストが描かれた軽ワゴン車。その荷台に積んだ木製ケースにはあんやクリーム、抹茶黒砂糖など色とりどりの蒸しパンが並ぶ。どれも1個130円と財布に優しい。1日100個ほど売れるという。

 神出鬼没のロバのパン屋。いっ…

2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment