森北喜久馬 福井万穗
不登校などの子どもたちが、自宅からロボットを動かして授業に参加する。そんな取り組みを熊本市教育委員会が近く始める。不登校の児童生徒は増え続けており、最新技術でサポートする試みが広がりつつある。
12日、市立本荘(ほんじょう)小学校で導入される米国製ロボット「テミ」の試運転があった。高さ1メートルで、専用アプリを入れたスマートフォンで操作。ロボットにはタブレット端末が備わり、ロボットに操作者、スマホには学校側の映像が映し出され、スピーカーで人と会話し、走らせることもできる。これまでショールームやホテルの案内役、警備、介護施設の見守りに使われてきた。教員たちはスマホを操作しながら性能を確かめた。
本荘小は、不登校の児童を対象にしたオンライン学習の拠点校で、在校生69人を上回る104人が熊本市内一円から登録し、ネットで学習支援を受けている。この経験から「ロボットを介してなら、授業に参加できる子もいるのでは」というアイデアが出た。
国の補助を受け、市教委は1台を本荘小、もう1台を病気で短時間しか登校できない生徒がいる中学校に配置する。ほかに13校が「うちにも、使わせたい子がいる」と手を挙げたという。
本荘小の西川英臣校長は「画…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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