伊藤智章、大野晴香
愛知万博の会場に使われた広大な公園が、スタジオジブリの世界観を丸ごと再現する舞台だ。
緑濃い木々の間、建物内のあちこちに、トトロやロボット兵、湯婆婆たちがいた。サツキとメイの家、小人たちの家もある。
記者2人が12日、11月1日開園の公園「ジブリパーク」(愛知県長久手市)を歩いた。
2005年に万博が開かれた県営の「愛・地球博記念公園」(約157ヘクタール)のうち、ジブリパークとして整備されるのは約7・1ヘクタール。全5エリアのうち、3エリア(約3・4ヘクタール)が11月1日に先行開業する。
メインゲートをくぐると正面にそびえていたのは、尖塔(せんとう)や時計塔のある西洋の古い城のような建物だ。
「ラピュタ」や「ハウルの動く城」に代表される19世紀末の空想科学的な世界観を表現しているという。これが実はエレベーター塔だった。
大倉庫エリアで記者はパズーに
目の前に巨大な「ジブリの大倉庫」エリアが待っていた。
パズー、パズー。
ロボット兵に抱えられたシータが助けを求めている。
シータ、シータ。
必死で手を伸ばす。でも届か…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル