ローマ字表記なら「世界最短」――。こううたう鉄道の無人駅をPRしようと、20日から300枚限定で「来駅証明書」が配られる。
その無人駅とは、日本海に面するJR山陰線の飯井駅。ローマ字表記では「Ii」の2文字だ。山口県萩市三見にある。
日本語の短さは三重県の津駅の方が上だが、ローマ字では「Tsu」で3文字。国内にはJR加古川線、神戸電鉄、北条鉄道の粟生「Ao」駅(兵庫県小野市)や、JR長崎線の小江「Oe」駅(長崎県諫早市)、JR指宿枕崎線の頴娃「Ei」駅(鹿児島県南九州市)など、ローマ字2文字の駅は他にもある。ただ、飯井駅の「Ii」は「書いた時に幅が一番短い」と、山口県の担当者が目を付けた。
飯井駅は高台にあり、ホームからは島根県石見地方ゆかりの赤茶色した石州(せきしゅう)瓦の集落と、日本海を一望できる。JR西日本の観光列車「○○のはなし」が飯井駅を通過する際も、車内アナウンスで「世界最短」と紹介されているという。
来駅証明書には「飯井駅、良い…
980円で月300本まで2種類の会員記事を読めるシンプルコースのお申し込みはこちら
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル