井上潜
北海道旭川市の老舗酒蔵・高砂酒造の若手蔵人たちが、ワイン酵母を使った日本酒「純米酒 若蔵(わかぞう) 2021」を完成させた。甘さと酸味のバランスと香りの良さが特徴で、冷やで飲むのがおすすめだという。1700本限定で、16日から直売店や道内の小売店で販売される。
日本酒の魅力を若い世代に伝えようと、「若蔵 WAKAZO KURA Challenge」と題して、同酒造の若手たちが2017年から始めたプロジェクトの第5弾。今年は、高砂酒造としては初めてとなるワイン酵母を用いた純米造りに挑戦した。酒米は道産の「彗星」を使った。
メンバーは、中山仁美さん(30)と片田千香子さん(34)、石井佑樹さん(36)、執行(しぎょう)雅顕さん(39)。「型にはまらないお酒を造りたかった。ワイン酵母は温度調整が難しく、アルコール度数と味の良さを両立させるのに苦労した」と石井さん。執行さんは「ワイングラスで冷やして飲んで欲しい」と話した。
720ミリリットル瓶で税別1450円。問い合わせは高砂酒造(0166・23・2251)へ。(井上潜)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル