NTT東日本と西日本は9日、ワクチン接種の予約で電話の集中が想定される自治体の電話番号を対象に、携帯からNTT回線への接続を一時的に絞るなどの対応を強化すると発表した。10日は東西とも、それぞれ約100自治体の番号を対象にするという。
6日午前にワクチンの予約とみられる電話の集中が原因で、東京都内で約2時間40分にわたって固定電話がつながりにくくなったことを受けた対応。特定番号への電話の集中が回線網全体に負荷をかけ、消防や警察への緊急通報ができなくなるのを防ぐためにNTT東日本が電話の着信制限を実施していた。病院や市役所などを含む固定電話全体が一時、つながりにくくなったという。
11日以降も同様の対応を続けるという。NTT東は今回の対応について「回線網全体の負荷を下げるためで、接種の予約電話をつながりやすくするための対応ではない」としている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル